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退任の挨拶

前会長 加園 正子

 私は、令和2 年度から4 年間、本会会長を務めさせていただきました。その間に、東京大会・宮城大会・京都大会・神奈川大会の4回の全国大会を開催いたしました。折しも、東京大会・宮城大会・京都大会では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、全国大会開催地の感染状況をみながら、参集の仕方を制限したり、オンライン配信等によるリモート開催にしたりと、密になることを避けた開催の仕方を試みることとに致しました。全国大会開催地の先生方や私たち事務局にとっても、今までに経験のない初めてのことの連続でした。そのため、事務局としても開催地の皆様には、十分な支援に至らず、お手数をおかけしたことが多々あったことをお詫びいたします。
 コロナ禍が収束した昨年度。第60回全国大会・神奈川大会では、横浜市を会場として、参集型の研究大会に戻り、全国から家庭科教育を推進くださる多くの先生方にご参会いただきました。記念すべき60年の節目の全国大会を盛況のうちに終えることができましたのも、神奈川県の先生方をはじめとした多くの皆さんのお力添えのおかげです。
 さらに、充実した全国大会開催を目指して、熊谷有紀子教科調査官・歴代の教科調査官の先生方から温かいご指導をいただきながら、皆さんと一緒に「学びで絆を深めた」大会運営をさせていただけたことに大変感謝いたします。
 全国大会開催が厳しい状況であっても、「家役員庭科の学びを止めない」「家庭科教育のバトンを繋げる」ことを合言葉に、創意工夫しながら、大会開催に臨みました。特に、家庭科教育の推進役としての熱意と情熱をもって学びのバトンを繋げてくださった開催地の先生方との出会いが、ピンチをチャンスに変える原動力になりました。本当にありがとうございました。
 5月の理事総会で皆さんからご承認いただきました髙野正之新会長に引き継ぎ、私は副会長として髙野会長を支えて参ります。本会がこのように長く続いておりますのも、文部科学省並びに本会の顧問の皆様はじめ、家庭科教育に深くかかわる常任理事・地方理事の皆様方のご尽力のおかげと、心より御礼申し上げますと共に、今後ともよろしくお願い申し上げます。

前副会長 松橋 尚子

 令和3年度より副会長を務めさせていただきました。感染症への対応が残り日々多忙を極める中でも、家庭科教育の灯を消さないよう多くの方々がご尽力くださっていることを強く感じた3 年間でした。多くの仲間と、学び多き日々をいただいたことに心より感謝いたします。
 今年度は庶務部長を務めさせていただきます。理事の皆様には様々ご連絡をさせていただくようになると思います。家庭科教育の充実発展のために微力ながら全力を尽くしてまいりますので、どうかご協力のほどよろしくお願いいたします。

前副会長 本庄 則子

 秋たけなわの神奈川県横浜市において、令和5年10月27日、第60回全国小学校家庭科教育研究会全国大会神奈川大会を無事開催できましたこと、全国の皆様にあらためてお礼申し上げます。
 神奈川大会は数年ぶりに制限のない大会となり、家庭科教育の重要性やすばらしさ、何より授業を通して家庭科を語り合える喜びを実感することができました。全国各地の実践発表からも多くを学ばせていただきました。今後も日常生活の中から課題を見いだして様々な解決方法を考え実践している子供の姿や家族の一員として生活をよりよくしようと工夫する子供の姿を大切にし、引き続き研究を深めてまいります。
 神奈川大会開催に際しご指導ご高配いただきました、前会長 加園 正子 様をはじめ、関係の皆様に心より感謝申し上げますと共に、研究会のさらなる発展と令和6年度開催、三重大会のご盛会を祈念し、退任の挨拶といたします。