会長あいさつ
課題を解決する力を養う
5月16日に開催した第65回理事総会において、「今後の活動に向けて」として、以下の3点を実現するために、いくつかの提案をさせていただきました。
・研究の充実を図る
・会員間の交流深化を図る
・予算の有効活用を図る
家庭科の目標には、「問題を見いだして課題を設定し、様々な解決方法を考え、実践を評価・改善し、考えたことを表現するなど、課題を解決する力を養う」ことが示されています。
今回の総会では、課題解決のために、どのような手だてを講じていけばよいかを理事の皆様と共に考えることができました。今後、できるところから少しずつ改善を図ってまいりたいと思います。
11月21日(金)には、徳島県で全国大会が開催されます。「自らよりよい生活を創り出そうとする子供の育成」を研究主題に掲げ、授業公開校の協力のもと、きめ細かく準備にあたってくださっております。
また、青森県、山梨県、東京都、岐阜県、奈良県、福岡県では、ブロック大会に向けて、地区の方々と連携を図りながら、研究を深めてくださっており、感謝申し上げます。
文部科学省初等中等教育局教育課程教科調査官の熊谷有紀子様からは、「自分たちがやりたいからやる授業」を目指してほしいとお話しいただきました。一つ一つの活動が、私たちの学びや学習指導の向上につながる研究となることを願っています。
また、「『家庭科の大会があるから』『家庭科の大会は終わったから』ではなく、子供の資質、能力の育成に向けて、『家庭科を窓口』に授業改善に取り組む」ことの重要性についても確認していただきました。
何のための研究活動なのかという原点を見失うことなく、「豊かな心と実践力を育み、未来を拓く家庭科教育の実現」に向け、歩みを進めてまいります。
全国の会員の皆様には、今年度も大変お世話になります。ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
全国小学校家庭科教育研究会
会長 髙野 正之
(練馬区立大泉第三小学校 校長)